こんには。モトキです。
今回は時間管理術の1つである「ポモドーロ・テクニック」という方法について触れ、在宅ワークにどのように役立てられるのかといった方法をご紹介していきます。
在宅ワークにおいていかに集中力を切らすことなく作業に没頭できるかは重要なポイントですが、長時間作業する上で、最後まで集中を切らすことなく作業し続けるのは正直厳しいものがありますよね。
ですが今回紹介する「ポモドーロ・テクニック」を活用することで、長時間の作業でも集中力を切らすことなく作業に臨むことができるだけでなく、作業の効率や生産性も向上させることができます。
そんな「ポモドーロ・テクニック」について概要から活用方法まで詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
ポモドーロ・テクニックとは
ポモドーロ・テクニックの活用法を紹介する前に、そもそもポモドーロ・テクニックとはどういった概念なのかをみていきましょう。
ポモドーロ・テクニックとは時間管理術の1つであり、簡単に言えば1つの作業に対して適度に休憩を挟みながら取り組むといったものです。
この適度に休憩を挟みながら作業することにより、作業の効率化や集中力の向上を図る際に有効的な方法であると提唱されました。ポモドーロ・テクニックを効果的に使用するためには
- 時間を区切っての作業時間の確保
- 短い休憩の取得
- 長い時間の休憩時間の設定
以上3つを押さえる必要があります。それぞれ詳しくみていきましょう。
時間を区切っての作業時間の確保
ポモドーロ・テクニックでは、短時間の作業時間を設けるところから始めます。ポモドーロ・テクニックで推奨されている時間は25分。この25分の間は作業に集中して取り組みましょう。
25分という時間設定は集中して作業を行うのに十分な長さでありながら、疲労を感じることなく終える時間と言われており効率的な作業が可能です。
短い休憩の取得
ポモドーロ・テクニックで25分間作業をしたのち、5分間の休憩をとります。この休憩時間を活用して簡単なストレッチやちょっとしたブレイクタイムを挟むなどして気分転換を。
このタイミングでしっかりリラックスすることで、次の25分間の作業では集中力を切らすことなく作業に取り組めるようになります。
長い時間の休憩時間を設定する
25分間の作業と5分間の休憩を4巡ほどした後、15分〜30分の休憩時間を設定します。
ここでは5分の休憩時間よりも長い時間を確保できるため、入念にストレッチをしたり趣味の時間に充てたりなどして過ごし心と体をリフレッシュさせましょう。
このリフレッシュする時間が、長時間作業をする上で集中力を保つ秘訣になります。そしてこの休憩時間を終えた後、また25分作業。5分休憩のサイクルで作業を再開します。
ポモドーロ・テクニックのメリット
ポモドーロ・テクニックを在宅ワークに取り入れるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ポモドーロ・テクニックを取り入れた際に得られるメリットとして、
- 集中力の向上
- ストレスの軽減
- タスクを効率的に管理できる
- 休憩時間の有効活用
- ワークライフバランスの改善
といった5つが挙げられます。それぞれ詳しくみてみましょう。
集中力の向上
ポモドーロ・テクニックにおける集中力の向上というのは、25分間という短時間での作業と制限時間の有無に秘密があります。
制限をつけない長時間での作業では特に時間も設定せずに取り組むことになるため、メリハリがなくなり途中で集中力を切らしやすいです。
一方で制限時間ありき。短時間のポモドーロ・テクニックであれば、作業にメリハリを持てるため最後まで集中力を保ちながら作業に取り組むことができます。
ストレスの軽減
短い作業時間と短時間の定期的な休憩を組み合わせながら作業を行うことによって、過度な疲労やストレスの蓄積をおさえる効果が期待できます。
大きなタスクを処理しなければいけないといった場合に、通常であれば取り組むだけでストレスを感じてしまうこともしばしば。
ですが25分間という限られた時間内で考えれば、タスクを細分化することも容易になるため、気軽に取り掛かることができるといった点でストレスの軽減につながります。
タスクを効率的に管理することができる
ポモドーロ・テクニックでは25分間という短時間の作業時間を設定するため、自然にタスクも細分化や分割などして処理することができるようになります。
タスクを細分化できることによって、タスクの優先順位をつけることができるため、何から手をつければ良いかといった悩みもなくなることでしょう。
他にも、それぞれ進捗も把握しやすくなるためタスクの管理がしやすくなるといったメリットも。
休憩時間の有効活用
ポモドーロ・テクニックでは、25分間の作業の後に5分の休憩時間を設けますが、この時間を有効的に使うことで心身のリラックスに役立てることができ、次の作業までの集中力を養うことができます。
また、休憩を取ることによって長時間の作業による疲労も軽減させ、作業における全体的なパフォーマンスの向上や維持に繋げられるでしょう。
ワークライフバランスの改善
ポモドーロ・テクニックを使うことで、仕事の時間と休憩の時間の区分けもかんたんに行えます。これにより仕事とプライベートの時間のバランスを取りやすくワークライフバランスの向上を期待できるでしょう。
ポモドーロ・テクニックを活用することで作業効率を上げることができたら、仕事を早く終わらせて趣味や家族との時間を増やすことできますね。
ポモドーロ・テクニックを在宅ワークに取り入れることで、以上のようなメリットを得ることが可能です。また生産性を高めるだけではなく、プライベートの時間の確保にもつながり精神衛生や幸福度を高めることができるでしょう。
ポモドーロ・テクニックの実践方法
これまでポモドーロ・テクニックの概要について説明してきましたが、ここからは実際に在宅ワークにどのようにポモドーロ・テクニックを落とし込めば良いのかを説明していきます。
取り組むタスクを決める
ポモドーロ・テクニックを活用するためには、まず取り組むタスクを決めましょう。かんたんに達成できるタスクならば特に考える必要はありません。
大きなタスクの場合は1回1回の作業時間で何をどこまでやるのかというようにタスクを細かく分割するところからはじめてみてください。そのようにして各作業時間に取り組む内容を決めましょう。
タイマーをセットして作業を開始する
ポモドーロ・テクニックでは、短時間の作業かつ終了時間が決められていることに意味があります。そのため必ずタイマーを25分にセットした上で作業をするようにしてください。
タイマーが鳴ったら短い休憩をとる
タイマーが鳴ったら1度作業を中断し5分の休憩を挟みましょう。休憩時間も守る方が、ポモドーロ・テクニックの恩恵を得られやすいため、ここでもタイマーの設定をしつつ休憩してくださいね。
休憩中はなるべくリラックスすることを心がけて、ストレッチや水を飲む、冷水で顔を洗うなどして次の作業時間に向けて備える時間にします。
4度のサイクルごとに長い休憩をとる
25分の作業時間と5分の休憩時間を1サイクルとして考え、4サイクルした時点で15分〜30分の長い休憩をとります。
ここでは5分の休憩時間ではできないようなこと。例えば仮眠を取ったり、何か食べ物を食べたりなどして次のサイクルに向けて英気を養う時間に充てましょう。
ポモドーロ・テクニックを実践するのに難しいことはありません。ですが効果を実感するためには、自身の生活スタイルや仕事の流れにポモドーロ・テクニックを適応させ、継続させる必要があります。
ポモドーロ・テクニックを応用してみよう
これまでポモドーロ・テクニックの概要や基本的な原則を紹介してきました。ですがポモドーロ・テクニックは必要に応じて応用を効かせることもできます。
ここでは、ポモドーロ・テクニックの応用例をみていきましょう。
作業時間を変えてみる
ポモドーロ・テクニックでは25分間の作業時間と5分間の休憩時間のサイクルを繰り返し行う仕事術と説明してきましたが、人によっては25分の作業時間は短すぎるという人も中にはいるのではないでしょうか。
そういった場合は、作業時間を変更してサイクルを自分好みにカスタマイズしてみましょう。ポモドーロ・テクニック以外にも似たような考え方の仕事術がありますので併せてご紹介します。
52/17ルール
52/17ルールは、Desk Time社が提唱した概念とされ52分の作業時間と17分の休憩時間をとるサイクルとしたものです。
Desk Time社による調査によれば、これらの比率で作業と休憩を交互に行うことが、最高の生産性を発揮できるとされています。
25分間の作業時間では短く感じるという方は52/17ルールを試してみてください
90分ルール
90分ルールはウルトラディアンリズムと呼ばれる生物学に基づいた理論によって提唱されたものです。90分ルールにもサイクルがあり、90分作業時間。その後10分〜20分の休憩を挟むというもの。
イメージとしては大学の講義を想像してもらえると分かりやすいのではないかと思います。
仕事以外にもポモドーロ・テクニックを使ってみよう
ポモドーロ・テクニックは仕事以外にも使うことのできる時間管理術です。例えば、勉強だったり家事、趣味などに取り入れてみたりとポモドーロ・テクニックは幅広く活用させることができます。
ポモドーロ・テクニックは基本的な20分の作業と5分の休憩という枠組みを保ちさえすれば、いくらでも応用を効かせることが技術です。ぜひ様々なものにポモドーロ・テクニックを使ってみてください。
ポモドーロ・テクニックを取り入れて効率よく仕事をしよう
在宅ワークをしていると長時間の作業を強いられる場面もあると思います。その際はぜひ今回紹介したポモドーロ・テクニックを活用してみてください。
ポモドーロ・テクニックを活用して集中力を保ちつつ質の高い仕事をこなしつつ自身のワークライフバランスも考えた在宅ワークライフを送りましょう。
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