クレジットカードを不正利用されたらどうする?対策と対処方法をわかりやすく解説

クレジットカード

クレジットカードを利用したいと思っても

  • クレジットカードは便利だけど不正利用が怖くて使えない
  • 不正利用の被害にあったらどうすればいいの?
  • あらかじめ被害を防ぐためにできることはないの?

以上のような不正利用に対する不安や悩みなどから、カードの利用や発行をためらってしまう方もいるのではないでしょうか。

カードの不正利用に関するニュースも増えてきて、より不安に感じてしまいますよね。
不正利用の1番の対策はカードを持たないことですが、フリーランスや事業主として働くうえでは難しい話だと思います。

そこでクレジットカードを保有することを前提に、

  • クレジットカード不正利用への対策
  • 不正利用の被害にあってしまった場合の対処法
  • 不正利用を早期発見するための調査方法

などを解説していきます。
クレジットカードの不正利用に対して、適切な対応方法を把握して不安を取り除きましょう。

増加傾向にあるクレジットカードの不正利用

一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、2023年1月〜12月の不正利用による被害額は540,9億円にものぼる結果が出ました。

2020年2021年2022年2023年
被害額253億円330.1億円436.7億円540.9億円
発行総数2億9,296万枚2億9,531万枚3億101万枚3億860万枚
引用:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用5つの対策」「クレジットカード発行枚数調査結果

カードの不正利用の被害額は、発行総数の数に比例して増えています。
クレジットカードの不正利用による被害は深刻な問題とされており、利用者1人1人の注意や対策が重要です。

よくあるクレジットカード不正利用の手口

クレジットカードを不正利用の対策や対処を満足に行うためにも、まずはよくある不正利用の手口を確認しておきましょう。
カードの不正利用の手口にはおおきく5つあります。

  • カード番号の盗撮
  • フィッシング詐欺
  • スキミング
  • ネットショッピング詐欺
  • ネットショップなどに不正アクセス

それぞれの特徴をみていきましょう。

カード番号の盗撮

クレジットカードを、スマホやカメラで撮影して悪用する手口です。
スマホやカメラの画質が向上したこともあり、盗撮されただけでもカード番号を盗まれてしまいます。

クレジットカードの多くは券面に

  • クレジットカード番号
  • 利用者名
  • 有効期限

など重要な情報が記載されています。
クレジットカードの番号を盗撮されないためにも、カードの券面を不用意に見せない対策が必要です。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺にあってしまい、カードの不正利用に発展してしまうケースも急増しています。
フィッシング詐欺とは金融機関やカード会社などを装って、メールを送信し偽サイトのURLへ誘導する手口です。

メールに記載されている偽サイトに誘導し、カード情報をはじめログインI Dやパスワードを盗んで不正利用する。といった流れです。

メールの件名には「カードが停止しました」「何者かに不正利用されています」など、不安や興味を煽るようなものが多く見受けられます。

以前であれば一目見れば偽物と分かるようなデザインや、カタコトな文面のメールばかりでした。
しかし近年ではAIが利用されて、デザインや文面がしっかりしているメールが増えてしまい、一目見ただけでは本物と偽物の区別が難しくなっています。

スキミング

スキミングはクレジットカード情報を読み取って、偽造カードに情報をコピーする手口です。
カード情報は「スキマー」と呼ばれる機械でカードの時期データを読み取りを行います。

実際あった例では、ATMのカードの挿入口に「スキマー」を設置しておくケースがありました。
カード会社も対策としてクレジットカードにICチップを搭載し暗号化するなどを行ない、簡単にはスキミングされないように設計されています。

とはいえリスクを完全に0にするには難しいため、ATMを利用時にはカードの挿入口に怪しげな機械がないかを確認することも大切です。

ネットショッピング詐欺

ネットショッピング詐欺と呼ばれる、架空のショッピングサイトで架空の商品を売る手法もあります。
手口としては、架空のネットショッピング内でクレジットカードや個人情報を入力させて情報を盗むというものです。

他のサイトと比べて、商品の価格が異様に安かったり気前のいいクーポンが発行されていたりした場合には、ネットショッピング詐欺の可能性もあるため注意しましょう。

利用する際にはクレジットカードの登録は避け、コンビニ払いなどを活用するなどして様子見をおすすめします。

ネットショップなどに不正アクセス

ネットショップへ不正アクセスやサイバー攻撃を行い、登録されていた個人情報やカード情報を盗む手口です。不正アクセスの手口は進化しており、セキュリティを強化しても突破されるなどイタチごっこの関係にあります。

ネットショップを利用する際には、IDやパスワードの使い回しを避けたり有名でないサイトの場合には、カード情報は登録しないなどの対策をとっておくと安心です。

不正利用は早期発見がポイント!調査方法を解説

クレジットカードの不正利用に気づけるのは、大半の場合「カード会社から連絡がくる」「身の覚えのない利用明細の記録や請求が届いた」ときです。

不正利用の被害を最低限にするためには、いかにして発見できるかにかかっています。
ここでは、不正利用を早々に発見するためのテクニックをご紹介していきます。

定期的に利用明細を確認する

1番オーソドックスな方法としては、定期的に利用明細を確認しておくことです。
定期的に確認しておけば身に覚えのない支払い履歴があれば、すぐに気づくことができます。

また履歴を見て何に利用したのかを思い出すのも簡単に行えるため、不正利用されたかの判断がしやすくなるメリットがあります。

カードの不正利用検知システムなどを活用する

カード会社によって詳細は変わってきますが、不正利用を検知するシステムの活用もおすすめです。
カード会社では24時間不正利用がないか監視しています。
監視している中で

  • 高額商品やサービスを連続して購入している
  • 同じ店で連続的に使用している
  • 過去にあった不正利用のケースに類似している

など不正利用が疑われるような使い方がされていると、自動的にカードの利用を停止させるサービスです。カードを停止した後で、カードの利用者に通知がきます。

本人の利用したものと確認が取れれば利用停止が解除される仕組みです。
もしも不正利用されていいた場合には、そのままカードは破棄されて新たに再発行の手続きも行えます。

不正利用検知システムの概要は、カード会社によって異なります。カードの申込時には不正利用検知システムがあるかどうかも確認して申し込むようにしましょう。

カードの支払い通知をオンにしておく

カードによって支払い通知を設定できるものもあります。
支払い通知をオンにしておけば、クレジットカードを利用するたびに利用者へ通知が届くようになり不正利用の早期発見につながるでしょう。

設定はカード会社のサイトかアプリから設定できます。あらかじめ設定方法を確認しておきましょう。

身に覚えのない請求があってもまずは落ち着いて確認!

身に覚えのない請求が届いたとしても、不正アクセスされたとは限りません。すぐにカード会社へ連絡を入れるのではなく、これから紹介する項目を確認して不正アクセスされているのかを見極めましょう。

利用明細の内容に覚えがないか

利用明細に記載されている利用日」「支払額」「購入場所などを、よく確認して利用した覚えがないかを思い出してみましょう。

「利用日」に関しては、店舗によっては処理タイミングが異なり決済した日からズレてしまうケースもあります。調べる際には注意しましょう。

家族がカードを利用していないか

「家族カード」を発行していた場合、カードを保有している誰かが利用したケースも考えられます。

「家族カード」とは、クレジットカードの契約者名義で発行できる追加カードのことです。家族カードを使用した場合、利用明細はまとめて契約者に届きます。

心当たりのない利用明細だったとしても、家族カードを保有している人が利用していただけかもしれません。急ぎ確認をしてみましょう。

利用明細に記載されている店舗名を調べてみる

カードの利用明細に見覚えのない店舗名があったからといっても、不正利用されたとは限りません。
店舗によってはカード会社に登録している店舗名と違う場合があります。

これはグループ会社の子系列店などに多く、支払い先が親会社や経営会社になっていることも珍しい話ではありません。

そのため利用明細に見覚えのない店舗があった場合には、一度店舗のサイトを調べてみて確認してみましょう。


以上の3点のどれにも該当しない場合には、不正利用されている可能性があります。この後に紹介する対処方法をもとに適切な対応を取りましょう。

不正利用の被害に遭ってしまった場合の対処方法

不正利用されてしまう可能性は誰しもあります。クレジットカードを持つうえで不正利用に遭ってしまった場合の対処方法を知っておけば、いざという時に役立ちますよ。

カード会社へすぐに連絡

不正利用が発覚したら、カード会社へすぐに連絡を入れましょう
カード会社に連絡をして事情を説明すれば、すぐに利用停止などの対応をってもらえます。

連絡先は問い合わせ窓口や、カード会社によってはトラブル用の専用窓口が用意されていることもあります。有事の際にすぐに連絡が取れるように、カードが発行された時点で連絡先を押さえておきましょう。

カード会社へ連絡を入れた際、正確に報告ができるように事前に

  • 不正利用された日時
  • 被害金額
  • 取引内容

をまとめておくと、報告や手続きがスムーズに進められますよ。

他のカードや口座で不正利用の被害がないかを確認する

他にもカードやショッピングサイトなどのアカウントを持っていた場合には、すぐに不正利用された形跡がないか確認をしましょう。

不正利用された場合、被害は1つのカードだけで収まらず他のカードやアカウント、銀行口座などにも影響を及ぼしているかもしれません。

もしも被害にあっていた場合には、カード会社や銀行へ連絡を入れて対処しましょう。
被害にあっていなかったとしても、ネットショップやカード会社のログインパスワードを変更しておくなどの対策をしておくと安心です。

警察へ被害届を提出する

必要に応じて警察へ届け出をしておきましょう。
警察に届け出ると「被害届受理番号」を取得でき、カード会社や保険会社との手続きがスムーズになる場合も。

カードの盗難や悪意のある詐欺にあった場合には、警察へ被害届の提出を行いましょう。

【注意!】不正利用されても補償されないケースも!

通常であれば不正利用の被害にあった場合には、カード会社から補償があります。しかし条件によっては補償されない場合も。
例えば

  • 家族や友人など契約者以外が、使用していて紛失や盗難、不正利用があった場合
  • カード会社の調査に非協力的な態度をとる
  • カードの裏面に署名をしていなかった

など。
補償を受けられる条件はカード会社によって異なるため、一度手持ちのカード会社の会員規約を今一度確認しておきましょう。

不正利用の被害に遭わないために今からできる対策

クレジットカードを持つ以上、不正利用のリスクを完全にゼロにするのは難しいですが、対策を取るなどできることはあります。

ここでは、今からできる不正利用の被害に遭うリスクを下げる対策をご紹介します。

本人認証サービスを活用する

不正利用を防ぐために、本人認証サービスを用いる方法です。
本人認証サービスを設定しておけば、カードを利用する際にパスワードの入力が必要になり、セキュリティレベルが上がります。

本人認証サービスはカードの入会と同時に利用できるものもあれば、自分で設定が必要なタイプのものも。設定方法は契約しているカード会社によって異なるため、確認をしてみてください。

怪しいメールは開かない

不審なメールは安易に開封せず、すぐに削除しましょう。
たまにメールを開封しても、中にあるURLを触らなければ問題ない。と思っている方もいますが、それは誤りです。

メールの中には、開封と同時に動くプログラムなどを仕組んでいるケースもあります。開封しただけでスマホやパソコンにウイルスを流されてしまい個人情報が抜き取られる場合も。

不審なメールは開封するだけでもリスクがあるため、開封せずにすぐ削除しましょう。

クレジットカードを誰にも見せない

クレジットカードは不用意に見せないように注意してください。

近年ではスマホなどのカメラが高機能になったこともあり、カードの券面を撮影しカード番号を盗まれてしまう事案が急増しています。

そのため不必要にカードを取り出さないことや、電子マネーと連携させたりカード番号が表記されていない「ナンバーレス」や「カードレス」タイプのものを利用するなどして対策をしましょう。

クレジットカード情報は信頼できるWebサイト以外で登録しない

ネットショップなどにカード情報を登録して利用するのは便利ですが、登録する場合には信用ができるサイトのみにしましょう。

聞いたことのないサイトや、売られている商品があまりにも安かったり、異常なほどクーポンを配布するようなところではカードの利用は控えることをおすすめします。

不正利用に対してよくある質問

Q
もしも不正利用されてしまったら誰が支払うの?
A

基本的にはカード会社から補償されるため、利用者が支払う必要はありません。

ただし不正利用された状況や、カード会社の規則によっては対応が異なる場合があります。
詳しくは【注意!】不正利用されても補償されないケースも!で解説をしているので、こちらを参照してみてください。

Q
カード情報が盗まれた疑いがある場合にはどうすればいいですか?
A

実際に被害が出ていなくても、カード会社へ問い合わせをしましょう。
カード会社へ事情を説明すれば、カードの停止や再発行を依頼できます。

早期対応をすれば、不正利用の被害を最小限に抑えられます。
自身がフィッシング詐欺などにあってしまったかもしれないと感じた場合には、被害が出ていなくてもカード会社に連絡を入れて相談してみてください。

Q
クレジットカードが不正利用されても補償されなかったらどうするの?
A

カード会社からの補償を受けられない場合には、利用者が負担することになります。

補償が受けられなかった際には、以下の方法を用いると負担を軽減できる場合も。

  • カード会社へ再調査を依頼する
  • 警察へ被害届を提出する
  • 消費生活センターへ相談する
  • 弁護士や専門家へ相談する

など。万が一カード会社から補償を受けられなかった場合に、参考にしてみてください。

Q
不正利用が多いクレジットカードとかあるの?
A

一般的にクレジットカードの不正利用は、特定のカードや発行会社など関係なく広範囲で発生しています。

クレジットカードの不正利用で、特定のカードだから被害に遭いやすいなどのデータは公表されていません。一般的にカードの不正利用に合うケースは、フィッシング詐欺やスキミングなどがきっかけが大半です。

これらの手口は、どのカードでも起こりえます。そのため特定のカードだから不正利用に遭いやすいということはありません。

不正利用が心配な方は、セキュリティや補償が充実しているカードの発行をおすすめします。

Q
クレジットカードが不正利用されているかどうかわかる方法はありますか?
A

不正利用されたかどうかは、被害にあって初めて発覚します。
例えば身に覚えのない明細が届いたり、不審な取引がされていたりなど。

不正利用されたかどうかを、早急に察知することは大変重要です。
調査方法に関しては不正利用は早期発見がポイント!調査方法を解説で詳しく解説しています。

気になる方はご覧ください。

まとめ|不正利用は対策や対処方法を知っていれば怖くない!

カードの不正利用は、クレジットカードを手にした時点で誰しもが負うリスクです。

不正利用は基本的に、被害にあってからではないと発覚しません。そのため不正利用の被害にあうのが怖くて、カードの発行や利用をためらってしまう方もいたのではないでしょうか。

しかしカードの不正利用は、対策や対処法を知っていれば必要以上に恐れることはありません。

被害に遭ってしまったとしても、迅速にカード会社へ連絡を入れるなど適切な対処を行えば、被害を最小限に食い止められます。

ぜひクレジットカードを手に入れたのであれば、本記事で紹介している不正利用の対策や、被害に遭ってしまった場合の対処方法を参考にしてみてくださいね。

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